薬の飲み忘れの防止は健康管理に重要です。また、残薬の医療経済の圧迫は社会的な問題です。これらの課題に対し、ICT(Information and Communication Technology)を活用した服薬情報の一元的・継続的把握と、薬学的管理・指導や在宅対応、医療機関等との連携などの対策が求められています。そこで、メディオトロジーとデンソーウェーブは、薬包をIoT(Internet of Things)化することで、飲み忘れの防止と残薬問題の解消に貢献するサービスを開発しました。
■サービスの概要
本システムは、RFID(Radio Frequency IDentification)と呼ばれるタグのデータを非接触かつ一括で読み書きできる技術を活用しています。通信機能が付いた専用の「IoTお薬箱」を自宅に設置し、RFIDタグを取り付けた薬包の出し入れを検知します。「IoTお薬箱」から薬を取り出すだけで、自動的にiPhoneアプリケーションに記録されます。Apple Watchで飲み忘れ防止の通知を受け取ることもできます。さらに、お薬箱の状況はリアルタイムに共有することができます。